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クリスタルオワナイト[ナイトの章]
[CRISTAL OR NITE]


序章ナイトの章クリスタルの章

「ナイトの章」
[1.the answer][2.CRISTAL OR NITE][3.LASER TO NIGHT][4.ENTAVIRA]


<登場人物>
アカサンド封印されたサタンの魔力を受け継ぐ少年。怒りが達すると両目が赤くなり羽のような魔気が出る。
ソシエンライラの子孫。クリスタル王国の37代プリンセス。
サタン神の1人。デオバの改革によりを天界を追放された。
ライラ神の王デオバの放った聖なる雷に打たれクリスタル王国の王女となる
デオバ天界の王。独裁的とも言えるが根は悪いやつではない。容姿がピーターフォークに似てる。


[1.the answer](サウンド)
「サタンを眠らせておく為に島の子供達は歌う。ナイト島に古くから伝わる鎮魂歌」
クリスタル王国の第37代目のプリンセス「ソシエン」が産声をあげる2年前、北の孤島ナイト島でちょっとした事件があった。
炎のような赤い目をした男の子が産まれたのだ。家は貧しい大工だった。ナイト島では赤い光は吉兆の印なので島の役人達がその赤ん坊の様子を見にきた。
しかしその時すでにその子の瞳は黒い色に変わっていた。無駄足を踏んだ役人達は獣のような顔で大工を殴りつけた。そして目に入ったのが大工の美しい妻だった。役人達は力ずくで女を奪い、夫を殺した。そしてどこまでも反抗する女を最後には殺した。
その時、役人は見た。まだ生後半年にも満たないその赤ん坊の瞳が突然赤く光り出す事を。
それからその2人の役人が島の人達の前に姿を表す事はなかった。人々は山に迷って死んでしまったと噂した。そして赤い瞳の子供の話も人々の記憶から消えていった。
少年の名前は「アカサンド」孤独だった。
産まれてすぐ両親を亡くした為、島の長老の家で育てられた。長老の家は代々、島の守神とされる神を守ってきた家だった。
長老は初めてアカサンドを見た時、何か大切なものを見つけたような気がした。アカサンドはその時まだ生後半年にも満たなかったが、長老は確かな使命感を持ってその子を引き取った。
7歳の頃から魚市場で働いていたアカサンドも、もう少年という翼が大空に向かって羽ばたきそうな、そんな年頃になっていた。
大人達に混じって汗を流しているその少年はお気に入りの場所があった。休憩は1人で市場の裏のすぐそこに小さな魚がキラキラしてる場所にいった。そして縦になった大きなドラム缶に乗っかり時々ふっと寂しそうな瞳で海の遥か向こうを見つめるのだった。
アカサンドは自分の本当の力を知らない。彼はサタンが封印される時に地上に放ったもう1つの赤い力をもっていた。
長い時を経て人の魂から魂へと渡り、彼が初めてその力を具現化する能力を持ったのだった。
その魔力を…
[2.CRISTAL OR NITE](サウンド)
神々の山々が連なる深い山奥に伝説の城クリスタル城がそびえ立っていた。しかしその城を見た人は居ない。深い霧の中でただ時が過ぎる事を待っていた。
だが現実が伝説の壁を、今こじ開けようとしていた。
クリスタル王国の軍隊はナイト島で起こった炎の瞳をした赤ん坊の話を聞き、10年以上幻の島を探し続けた。そしてついにナイト島の場所を確認した。
なぜ彼等がこれほどにその小さい島を気にしてたかというとクリスタル王国の聖なる書にこう書かれていたからだ。
北の大地から赤い炎上がる時、クリスタルの国滅ぶ
女占い師はこう付け加えた。「悪魔の力に満ちた子が生まれ、世の平和を乱すであろう。その子は赤い瞳をしているはずじゃ。捕まえ、聖なる力で滅ぼそうぞな」
ソシエンの母、女王バーリは怯えた表情でナイト島を攻めろと合名した。バーリは女占い師の言葉だけを信じていた。クリスタル王国ではここ10年、戦争の為の兵器を開発していた。バーリは軍の司令官ノバリオのなすがままに国費を兵器開発に使わせていた。
そして今まさに、軍隊がナイト島に向けて出撃していくところだった。 ソシエンは戦争の話を聞く度に悲しい気持ちになった。そして胸に両手をあわせるのだった。そうすると胸許にある青い宝石がちかちかと赤く光り出すのだった。それは彼女を安心させる輝きだった。懐かしいような守られているような。
サタンが北の地に封印されてから数百何後。魔の力を持たない悪の存在によって平穏な時は終わりつつあった。
魔の力を持たない悪とは人間の事である。彼等は魔力を使わずに悪事を行った。それは純然たる悪と比べても遥かに複雑で暗い悪だった。そしてその力は北の地に眠るサタンの封印を解くに値するほどであった。
[3.LASER TO NIGHT](サウンド)
「一方的なクリスタル王国の攻撃になすすべなく死んでいくナイト島の住民。」
クリスタル王国は一方的に攻撃を仕掛けてきた。女王バーリの命令はこの北の地には届かなかった。 司令官ノバリオ達がこの北の地に来たかった理由はそこの地下に眠る豊富なエネルギーだった。彼等は聖なる書に書いてある迷信じみた事には関心がなかった。今クリスタル王国は世間とは遮断されたところにあった。数百年前のようにこの王国中心の世の中を築きたい。そうノバリオは考えていた。その為には目の前の文明の発展してないこの小さな島は握りつぶすしかなかった。
島の人達は科学の力で次々と殺されたいった。この島は信心と伝統で育ってきた島だ。今までに戦など起こった事がなかった。彼等は戦う術を知らない。
アカサンドは自分も戦いに行くと長老に申した。自分に何ができるとも分からないがこのまま仲間が殺される事に耐えられなかった。長老は仕方なく許した。そして去りぎわに言った。
「お前には不思議な力が眠ってる。もし生き残ったらその力を得るべく南に向え。行き着いた先にクリスタルで出来た城を持つ国がある。そこに行けばお前はお前の本当の能力を身につける事ができる」
その言葉を背にアカサンドは戦場に向った。
[4.ENTAVIRA](サウンド)
「サタンは意志の無いまま蘇った。人々の呪の力で…」
長老は子供達7人を島のちいさな湖のほとりに連れていった。そしてこの島の神サタンの封印を解く「悲しみの力」をいう曲を歌わせた。子供達はろうそくを一本ずつ持ちながら1列に並び、湖のほとりを歌いながら回った。
湖のほとりに小さな洞くつがある。その洞くつから赤い光が飛び出したかと思うと森一番の高い杉の樹に並ぶほどの巨人が浮き上がった。髪はぼさぼさに乱れ両の目は潰れていた。サタンは巨大の岩のようにじっとそこを動かなかった。
そしてサタンが蘇った瞬間、クリスタル王国との戦いで死を目前にしていたアカサンドの魔の力も蘇った。彼の両目は赤々と輝き始めた。
サタンは静かに息を吸った。そしてクリスタル王国の軍隊の方に身体を向けた。彼の身体から数百の赤い炎がうねりとなってクリスタル王国の軍隊に向った。 一瞬だった。目に見える範囲でクリスタル王国の軍隊は消えていた。ナイト島の住民は喝采した。ついに守神が現れた。クリスタル王国は皆殺しにしろ!手放しで喜んだその時、今度は赤い炎がナイト島を襲った。
両目の無いサタンは神王デオバと人間達に対する恨みの心しか残っていなかった。
アカサンドはサタンに立ち向かったがまるで歯がたたず。長老の言葉を守り、南に向った。
神王デオバはサタンが蘇った事を知り、人間達を洗脳してサタンと地球上を破壊させ、もう一度地球を作り替えようとしていた。
一方サタンは地球上の邪悪な力を集め、増幅していた。デオバとサタンは数百年ぶりに対決する事になった。2人の戦いは全世界を巻き込んでいった。
世界が二分してるその頃、アカサンドがクリスタル王国に到着した。そこでそこのプリンセス、ソシエンと運命の出合いを果たす。彼等は互いに人間でありながら魔力をもっていた。そしてサタンとライラがそうだったように永遠の愛を感じた。
しかし彼等が今、休んでる時はなかった。アカサンドは長老の言葉を思い出した。おれの本当の能力?ソシエンも感じていた。アカサンドにあってから胸にある宝石が焼けるように熱くなる。
2人は女占い師のところに行った。占い師はアカサンドを見ると立ち上がり、顎のところを優しく撫でた。そして言った。
「王妃様その胸の宝石を彼に渡しなさい。そすれば彼は自分の本当の能力を身につけるでしょう。そしてこの世界に平和をもたらすでしょう。だがそれは人間としての死を意味する…」
ソシエンは絶対渡さないつもりだった。だがアカサンドは自分の戦うべく運命を訴えた。それはソシエンとしても感じていた。それが私達の運命。
ソシエンがアカサンドに宝石を果たした瞬間、大きな風が舞い、城の屋根を突き抜けた。その風はどこまでも飛んでいった。そしてソシエンが気付いた時、アカサンドは眠りについていた。
序章ナイトの章クリスタルの章

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